昌友会会員の皆さんに 1999.11.10 鵜澤昌和 時の経過が大変速く思われる今日此頃で、私が80才の誕生日を迎えたのがごく 最近のことのように思っていましたのに、あと2週間で満81才になります。20 才台で遭遇した戦争で多くの友を失ったので、生き残れたのは大きな幸と感謝し、 せめて60才位迄生きられれば望外の喜びと思っていたのが80才を過ぎてまだ生 き永らえていることは、なんとも云いようのない感慨です。来る20日の昌友会に も73才になる妻と共にどうやら出席できそうで心から感謝している次第です。 昌友会の皆さんも大部分の方は元気でそれぞれの道で活躍されていることと思いま す。年一度の昌友会總会の席で一人でも多くの会員とその家族の方々にお会いでき 、近況を聴けることを楽しみにしております。 この機会に会員の皆さんにお伝えしたいことについては、1997年11月に発行 された昌友会員名簿の巻頭に記した私のご挨拶の内容につきると考えていますので 、是非97年度の名簿の文章を再読して頂き度く思います。 1974年(昭和49年)5月18日に青学会館で発会式を挙げた昌友会は、実 に25年、四分の一世紀の歴史を持ち、 235名の会員が現存する伝統ある組織として続いており、家族の方々も準会員と して考えるならば、その潜在的な力は予想以上に大きいものと申せましょう。この 大きな力が会員皆さんにとって望ましい形で発揮されるためには、この組織をまと めていく世話人の方々の奉仕が不可欠でありますが、幸にも今日迄数名の代表幹事 と多くのクラス幹事の方々の大変な努力によってそれが成されております。これか らも、これらの方々によるボランタリーな働きによって昌友会が有意義な会員全体 に喜ばれる組織として続くことを切望しております。 ホームページも設けられていますが、会員の消息、会員の声などが今後いっそう 盛んに交換されるよう、会報なども検討して頂き度く思います。 会員およびご家族のご多幸を願って今回のご挨拶を終ります。
[ご参考] 1997年度(平成9年)のご挨拶文 1998年度(平成10年)のご挨拶文